お陰様で当法人が「県知事表彰」を受賞しました。

令和4年度「新潟県優良農業経営体等表彰式」が8月8日、新潟市で開催され、農福連携の部で「NPO法人支援センターあんしん」が最高賞の「県知事表彰」を受賞しました。※上記写真(表彰を受けた樋口会長(中央)と農業担当の田中職員(左)、農福担当の久保田常務理事(右))

平成14年に設立した「支援センターあんしん」では、翌年からトイレットペーパー(TP)の製造事業を開始し、現在は就労継続支援事業B型としてTP製造をメイン事業とする「ワークセンターあんしん」と、外注事業をメインとする「きぼうワークス」の2部門を擁しています 他にも重度障がい者をサポートする「あんしんケアセンターハーモニー」、障がい者が個室を持ち世話人の支援を得ながら共同生活を営む「グループホーム」を13棟開設するなどして、障がいがあったとしても自立して、地元であんしんして暮らせるよう、様々な支援に力を注いでいます。

農福連携には令和2年から本格的に取組み、農業法人からの作業委託に加えて、元水田だった荒廃地を借り入れ水田や畑などの農地に蘇らせ、農薬無使用の魚沼産コシヒカリ作りやサツマイモなどの園芸作物にも挑戦、今年から新たにエゴマ栽培にも取組み、障がいの程度に関わらず農業に関われる場を次々と創出しています。
さらに市就労部会や県振興局、JAなどと連携し、農福連携の相談窓口として農業者からの相談や福祉事業所とのマッチング体制づくり、相互の理解促進にも貢献しており、利用者の仕事の幅を広げる取組みは他地域へのモデルになると、高い評価を得ました。

今回の受賞に対し、樋口功会長は「昨年、あんしん施設の近くにあった耕作放棄地を地主さんから借りて水田と畑作を始めたばかりでしたので、正直この受賞には驚いています。以前より、近隣の農家さんには農繁期に手を貸して欲しいとの依頼に応えて田植えや草とり作業、収穫の応援に行っておりました。今後は畑で採れた野菜などを加工して乾燥野菜などにも挑戦して、障がい者が少しでも高い賃金がとれるような農業を目指していければと思います」と意欲を示しています。

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